2月半ばを過ぎて、ようやく寒さの峠を越したかな?
と思うこの頃。SNSなどを見ていると、春らしい装いを
楽しんでいる方が多く、もう冬は終わりなのですね。
つゆくさでは、夏の準備真っ最中!
先週は今週からの撮影に向けて、新作有松絞りゆかたと
小物を並べ、ひたすらコーディネートしていました。
そして、あらためて「有松絞り」を学びたいと思い、
昔読んだ資料文献を読み直しています。
そもそも有松は、意図的につくられた新しい村だったのですが、
「有松(ありまつ)」という地名は「新町(あらまち)」がなまった
という説があったり、松があった土地を切り拓いてできたという説が
あったり・・・有松の歴史や人々の様子をあらためて知るのは、
ワクワクするほどおもしろい!
また有松絞りは、有松に移り住んだ人々が何かこの地に名産を
つくりたいと思い、手始めに「手蜘蛛絞り」の手ぬぐいをつくり
旅人に売っていたのがきっかけだそう。
「手蜘蛛絞り」は、「三浦絞り」より歴史が古く、まさに有松絞りの元祖。
そう、今シーンはこちらの「手蜘蛛絞り」の国産有松絞り浴衣を
どーんとご紹介しますよ!
鹿の子絞りや三浦絞りほど緻密ではないのですが、有松の人々の
ひたむきさが感じられるような味があります。
まだまだ語りたい有松ですが、そうとうマニアックになるので(笑)
またご報告します!