昨日は有松にて、2013年新作絞り浴衣の展示会がありました。
たくさんの新柄の中から、つゆくさのお客様たちを思い浮かべて、
選んでまいりました。
ほとんどがサンプルで、まだ出来上がっていないものは、型紙を
見せていただきました。
来シーズンは、今シーズン大好評だった全工程国産シリーズを豊富に
展開いたします。つゆくさ分で、一から柄をおこして製作していただく
柄もありますよ!
職人さんが限られている中、数量も、出来る限りご用意する予定です。
今シーズン売り切れでご迷惑をおかけしたみなさま・・・ぜひ楽しみに
お待ちくださいね。
また、ラインナップのほとんどがオリジナルカラーで染め出しいたします。
来シーズンは今までにない、新鮮なお色がご紹介できると思います……!
また、再販売のリクエストをいただいていた柄もご用意しております。
ぜひぜひ、ご期待ください!
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訪れた有松のメーカーさんは、ご夫婦で運営されているのですが、
これから10年、20年、それ以上先も、有松絞りをつくり続けて
いられるよう、後継者を探しているとお話されていました。
有松絞り浴衣をつくられている、主なメーカーさんは、現在、数件しか
残っていない状況です。
数年前には、つゆくさでも毎年ご紹介しており、お客様からも大好評
だった柄のシリーズを製作されていた、絞りメーカーさんも廃業されました。
とてもとても残念で、つらかったです・・・
コスト高や職人不足など、様々な問題が山積みですが、もう二度とそのような
悲しいことにならないよう、まずは私たちが、有松絞り浴衣の素晴らしさを
もっともっとみなさまに、お伝えしないとなと思いました。
また、同じような状況が、有松絞りだけでなく、「着物」業界全体にも
おこっています。名古屋でも京都でも、染め屋さんや問屋さん、呉服屋さん
が、次々となくなっています……。
10年、20年たっても、有松絞り浴衣、そして「着物」の魅力を、つゆくさは
伝え続けていきたいと、改めて思いました。